2012年3月7日水曜日

2月まとめ:最多セミナー回数は私にとって、投資の時間になり得たかな。はたまた消費してしまったか。

ちょっと振り返る2月は、とにかく、とにかく人に会って
お話を聞いて、自分の中で咀嚼するのに時間がかかるのにそれが追いつかない!

という、出会いと発見の多い月でした。
でもやっぱり、人と会うのは、楽しい〜〜〜〜!
自分のためにも、少しまとめまする。



■2月3日、2月4日、2月15日@邑南町
耕す起業家育成塾 第5、6、7回
講師:イチゴ農家の加藤秀明氏 議事録はてごねっと石見さんのブログ参照ください。
→イチゴを日本の愛知と、中国で現地生産、販売する加藤さん。特に印象的だったのはプロフェッショナルになるまで10,000時間、何事にもかかると言われている時間。それを一日20時間労働で約3年間のうちに一気につぎ込み、猛烈なスピード感でPDCAを回して事業を展開しているところ。もう一つは、「日本の農村をパッケージ化してアジアに売る」という発想。農村の資源はソフトパワーであり、その中でも“Japaneseお母さん”は子育て、介護、料理、家事、農業、近所付き合いと何でも出来る、輸出できる価値がある、と。私は学生時代から農家のお母さん達(祖父母も含む)と接する中で、とても真似できないような力強さや頼もしさを感じていたため、それがすごく素敵な人材なんですよ!と肯定感を感じさせるような表現が聞けて嬉しかったし、ぜひ使ってみようと思っている。

講師:こせがれネットワーク代表の宮治勇輔氏 
→6次産業化を通じた新たな農の起業家育成をするみやじさん。私がこの島根で新たな挑戦をする直接的なきっかけを投げかけた方で、来町から2回お会いしたが、声をかけてくださる。ありがとうございます。元気にやっとります。
今の時代、幸せすらも自分で定義してどうやったらそれに行き着けるかトライ&エラーを繰り返す、と。どんな時間も「自分の仕事にどうやって活かすか」考える“投資”になるかただなんとなく面白かった“消費”になるかは本人次第
技術力20%:人間力80%、異業種の知恵が今の農業経営を変える。。。

講師:おいしいハートコミュニケーション代表の石原奈津子氏
→「食育を通した地域、企業との連携」をテーマに講演してくださった石原さん。食育コーディネーターという食の楽しさや大切さを共感するきっかけをつくる伝道師を全国に3000人輩出中。スーパーを「ものが買える公民館」にしたい、「私はレジ打ち」→「私は食育コミュニケーター(食に誇りを持っている)」というように従業員のモチベーションをあげることも考えている。事業やお仕事の内容もそうですが、石原さんご自身が「家族が大事だから」と大事なことをしっかり主張されていることが、堂々としていて素敵だなぁと思いました。

■2月5日@邑南町
映画により地域の魅力を伝える
講師:松竹株式会社 映画宣伝部の古森由夏氏

■2月8日@浜田
県庁職員さんの文化祭出演♪

■2月6日、2月20日@邑南町
A級グルメ担い手養成講座(黒越シェフの料理教室)第2、3回
講師:広島ANAクラウンプラザホテル総料理長の黒越氏
→過去の様子はコチラのエントリーを御確認ください。

■2月10日@静間町
講師:マクロビ料理研究家 月森氏

■2月13日@飯南町
中山間地域女子会合宿@中山間地域センター

■2月16日@出雲
しまね立志塾(産業支援人材育成研修会)「地域産業進行方策」発表会
1月28日@松江
島根ビジネスプランコンテスト最終審査会
(※1月ですがビジコン発表会つながり)
    島根に来て、一番驚き、刺激されたことのうちの一つ。町や地域活性のための起業アイディアについてU/Iターン者や地元の若者、行政人、学生、と様々なレイヤーの人間が頭をつきあわせて考えていて、かつ支援する姿勢が強いこと。
    横浜に居た時は、東京に働いていたこともあり、横浜の町自体に目を向けて、「これからの自分が住むこの町はどうあるべきか」「どのように雇用を生み出そうか」なんて考える事自体、必要性を感じにくいためか、あまり想像していなかったし、それらの意思決定がされる場が、とても遠い気がして関われるとすら感じていなかった。
    ただ島根では町役場を動かすキーマンがこういった市民の場に出てきたり、地域の権力者(民間の社長、地主さん?)や起業家、県議員、県庁の定住財団の人が仕事の時間+プライベートな時間も一緒になって考えるぞ!くらいの心意気で人と人が係わり合ってる、、という感じがした。(というか実際そういうことが起きている!)


    私は前職の会社にて、「情熱プレゼン」という社内のビジネスプランコンテストに参加し、「会社や社会のことを思ってアイディアを人に伝える機会」「アイディアを形にする後押し、支援の機会」を提供してくれるビジコンの場がとても有意義で前向きで、また自己主張を通じてプレゼンテーターの人となりや考え方が伺えるところも面白いと感じていた。と同時に、一緒に働く優秀な人たちのアイディアが社内だけにとどまったり、既存の会社の枠組みを使うある意味制限があることに、少しもどかしさも感じていた。


    もっとこの発想や行動力を必要としているところがある気がする。。それが「課題先進国・島根」だったみたいです。(このネーミングはどこかの講演で聞いたもの)
県をあげて、「情熱プレゼン」をしているって、すごくないですか!これらのプレゼンを聞いて、私は東京でビジコンを運営している担当の方はぜひ一度この島根の熱気を感じてほしい!と思いました。(生意気にすみません)



■2月18日@邑南町
A級グルメプロデューサー養成講座
講師:邑南町食のPR大使 石原隆司氏 「A級グルメの発想法」
小ロット・高品質という特徴を活かす。
“食農による町おこし”をくくる単語、コンセプトの重要性で考案されたA級グルメ。
日本では自分から一流を宣言したほうが注目される傾向にある。

講師:建築家・武蔵野美術大学講師 児島学敏氏 「場所の力」
渋谷ヒカリエ(サイトはこちら)の基本設計に参加、銀座ソニービルのリニューアル、武蔵野美術大学など日本を代表する建築物に携わってきた児島さん。芦原義信氏に師事。
例えば、この町に人を呼びたいと言った時「では象徴的な建造物を作ろう!」ではなく「そもそも建物を建てていいのか」というところから考える。自分が住んでいる場所で、どこから太陽が昇り、沈み、一日のうちに最高の景色を作り出してくれる瞬間はいつか、知っていますか?どのような生物が住み、街と共に生活しているか、季節の花は何が咲くのか、言えるでしょうか
日本は昔から四季があり、高温多湿という建築にとって不利な条件があったが、その弱さを知りながら家に人間が住むことで長く住んできた。(現在は高機密高断熱の人工物が多いが・・)また、茅葺き屋根は朽ちると土になる。輪廻のかたちがあった。
ヨーロッパでは、広場が「公共の居間」という認識がある。だから個人の責任で居間で行動する。(オープンカフェのすぐ近くに路面電車の線路があったりするのが当たり前。日本ではオープンカフェはそれぞれの企業の土地のため、道路に線がかけられてあったりする)ニュージーランドのオークランドクライスト・チャーチは庭園を持つことが法律で定められている区域があったり、ヨーロッパの花が溢れる街並みはゼラニウムなど育てやすい種類が設定されていることがある。

※補足(3/11)
クライストチャーチ・・その町の人たちは自分たちで庭に沢山の花を植え庭園都市と呼ばれるようになり、その花の町を見るために世界中から観光客が集まるようになったのです。
街並の花を美しく保つルールがあるのはヨーロッパの都市です。


まず、庭先に一輪の花を飾る事をはじめましょう。バケツでも空き缶でも入れ物は何だって構いません。季節の野草だっていい。花が溢れれば、そういった動きが活発になれば、メディアは取り上げるでしょう。人の記憶も20年。記憶を伝える、街(土地)の記憶(伝統・文化)と共に生きる(次に継承する)ことが大事。
civic pride, village pride

→ノートの取り具合でうまく伝えきれない部分もあり申し訳ありません。が、ハイライトで強調した「地域の特性を知る事」「その特性を活かし、次に継承すること」を考えながら地道に花を一人一人が飾り始める、街の景観を考え始める動きになっていければいいと共感し、ハードではなく、気持ちであったり心の中に思い浮かべる情景とその連鎖が大切ということを感じました。

■2月10日、11日、24日、25日@邑南町
A級グルメ商品開発デザイナー育成塾
講師:グロッシー取締役 大久保郁織氏「食のトレンド&食ビジネスのトレンドについて」
講師:MIIKU代表 宮川順子氏「商品開発のための味の組み立て方」
こちらのエントリー

■2月23日@雲南
雲南市と鵜鷺地区ツアー
鷺浦、食の杜、木次駅前のマクロビフードやさんとおくいで雲南&奥出雲なピープルとお話することができました!

■2月22日、25日@邑南町
自治会共同企画、藤田シェフの料理説明&試食会 @高見 @出羽公民館
講師:藤田謙治氏 「郷土料理 VS A級グルメ」

■2月29日@邑南町
石見の地域おこし協力隊等交流会
プレゼンテーター:吉賀町&美郷町 地域おこし協力隊今年度で卒業生の4人
→最上部写真。改めて、私は邑南町の「町おこし協力隊(耕すシェフ研修生)」として役場より委託されていて、その予算の出所が総務省である、ことが分かった。
近くに同年代の人らがこんなにたくさん居た!ということは単純に嬉しかったし、卒業生の発表は内容が詰まっていてとても興味深かった。





ふぅ。気づいたら鳥のさえずり聞こえてるパターン・・・!ぎゃん。


でもこれだけお話を聞ける機会を頂いているということは
それだけ還元しなくちゃ、ですよね。血となり肉となり。

というか、邑南町開催のセミナーはすべて無料ですので、
みなさん来ないとMOTTAINAIデスよ。

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