2012年2月13日月曜日

○○専用調味料、に思うこと。


もっといろいろシンプルなのに。
 (マヨネーズだって、卵黄と酢と油と塩があればできる)

自分で作れば自由が効くのに。
 (塩分や糖分や味の好み) そして考える分愛情がこもる。

知識が増えればお金がかからなくなるものもあるのに。
 (消費ばかりしていたら、後に何が残るだろう。味覚を誰かに預けていいの)



←実習。発酵食品づくり
みそ作りに明るい先生の麹をいただき、
甘酒と塩麹を作っています。









最近、例えば冬の時期によく見かけるのは
・トマト鍋の素
・豆乳鍋の素
・ちゃんこ鍋の素

ドレッシング類だと
・キャベツ専用ドレッシング
・ホルモンうどんのみそだれ
・トマトサラダ専用ドレ

流行でいくと
・唐揚げ専用粉
などなど。枚挙にいとまがないほど色々ある。


それが悪いというわけではなく、
それらを使わない限り求めるものが生み出せない、と決めつけて
自らの創造力や愛情の発揮する場所をひとつ失うことが私はとても残念だと思う。



それに、何かに頼ることは、もし「トマト鍋をたべたい」と思った時
素がない状況になった時、とても弱い立場になる。
作り方をしっていれば、自分に知識があれば、そんな状況でも慌てることはない。


ほかにも、専用専用が増えるほど抱える物は増えていくし、
お金もかかる。



 ←大根のステーキの下ごしらえ
 100g近い太い大根も格子状の切れ目をいれることで味をしみ込ませる
(邑南町出身マクロビ料理の月森紀子先生の教室@古民家)

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「第46回スーパーマーケット・トレードショー2012」というイベント
概要は下記
■会場:東京ビッグサイト
■内容:スーパーマーケットを中心とする流通業界に最新情報を発信するプロ向け商談専門展
■入場者数:約8.5万人 3日間開催(2/1-3)


2/10,11と連日で邑南町で講演してくださった
株式会社グロッシーの大久保さんは上記のイベントを独自の視点から
分類分けし、最近の食のトレンド、先端についてお話して下さった。

そのお話の中で気になっていたことが、
「簡単」を求める生活者のニーズに答える「○○専用」系商品のこと。
トレードショーではバイヤー向けということもあり、
長期保存が可能な調味料が大量に展示されていたそう。
最近数十年前と比べて料理をしなくなった多くの家庭向けによく売れるらしい。

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危惧してしまう。

利便性を追及しすぎて
数十年後の食卓にはプラ包装されてきれいにパッケージしてある
「肉じゃが」「ごはん」「みそしる」「つけもの」が当然として唯一のように
存在するような時代。
つまりその製造会社に、舌ベラを、味覚を握られている状態。
創造力を「ちょい足し」程度の変化しか許さないようなつよい味で打ち消す感じ。


料理を家庭から奪うことは、
その土地の食文化を奪うこと。ではないでしょうか。


イタリア、フランス料理の歴史、ソースの歴史、ワインの歴史
全然ちょっとかじっただけでも、作り方に、うまみの引き出し方に
先人の知恵が詰まっていて、とても尊いものだと感じるから。




ぬんぬん。・・・深夜〜明け方にかけて考えたことだからちょっとおかしいかもだけど。

そんな中希望を持てるイベント、人たちと出会うことがあったのです。

■題名:2/10 野菜を活かす 海の古民家クッキングライブ

■主催:アンテナカフェハレの日
■講師:マクロビオティック料理研究家の月森紀子さん


ハレの日代表の和田さんはもちろん、会場となる古民家を運営しており、かつ古来から伝わる方法で藻塩づくりを続け、伝える塩博士も熱心に地域の塩作りについて教えてくださいました。を活かす 海の古民家ク



なんとその塩、
塩分は3割で残りはミネラルだそうです。
食べてなっとく。
こんなに含みのあるお塩は初めてだ。。。




 ということで最近お気に入り調味料さん










でした。。。

なんか一気に眠気が。。。

それではみなさん、お仕事今週もいってらっしゃい。











1 件のコメント:

  1. 嫁ではありません2012年2月18日 1:28

    今日そのこと話せばよかったーーー!!
    まったく同感だいっ
    京ら屋さんで私もたまねぎ酢購入したよん。
    ピクルスを作るのだ!!

    塩田から自分達で作って、
    お塩を作ってる素敵なご夫婦 知っているよ><
    また語ろう!

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